♯1 【リバース・グレイブハイド】

はじめまして、YCのIV(イヴ)と申します。一年ほど前から遊戯王の公認大会などに出るようになりました。ここでは自分の考えをまとめるために気が向いたらデッキ案を載せる、という形で活動させていただきたいなと考えています。

 

自分の大会構築は基本的に前駆者の方のものを参考に作らせていただいているものばかりなのでここで偉そうに解説するのはさすがにおかしいなと思いますし、何分経験値もまだ足りていないと思うので、ここで載せるデッキの多くはカジュアル向けの予定です。そもそも更新頻度が遅すぎると思うので、そこはご了承下さい。

ではやっていきますね。

 

♯1 【リバース・グレイブハイド】

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・デッキコンセプト

まず初期段階では「サブテラーとティンダングル使いたいな」ぐらいの発想でデッキを組み始めました。その後リバーステーマを主軸に据えたデッキという形にシフトし、シャドールを投入。その辺りで墓地にモンスターがたまりやすいことに気づき、「ハイドランダーの搭載」という考えに行きつきました。「リバースモンスター」+「墓地効果」+「ハイドランダー」がこのデッキの主なコンセプトとなっております。

・カードの役割

ざっくりカードごとに書いていきます。

 《メインモンスター》

 妖魔:導師からサーチ、導師の裏守備化、マリスの蘇生

 戦士:場のモンスターを効果で墓地に送りつつマリスへのアクセス

 導師:サブテラー全体のサーチ、相手の制圧妨害

 グライオース:なんでも墓地肥やし

 エルガウスト:高打点、高攻撃力への解答、ダメージソース

 オルフェゴール:ガラテア→クリマクスでのハイドアクセス

 ギルス:交心を落としてリイブの条件達成、オルフェへのアクセス

 シャドール:融合で雑にアドを稼ぐ、カーネルやシラユキタートルの準備

 シンクロン:ハリ展開によるオルフェアクセス

 ティンダングル:テーマ内墓地肥やし、盤面数増加

 ドールス:墓地効果のあるクリマクス等を落とせる

 マシンナーズ:シェキナーガ素材、単体性能の高さ

 モスマン:墓地肥やし、手札回し

 エクスクローラー:交心からアクセスできるスキドレ

 コングレート:容易な裏守備SS

 メタモルポット:ワンチャン手札交換、サーチ潰し

 星杯、星鎧:星遺物カードへのアクセス、ギルスで落とせる

 シラユキ:ネフィリム素材、墓地が肥えやすいため複数回使える

 終末:オルフェ始動へのアクセス、シャドールの墓地送り

 マスマティシャン:同上

 超電磁タートル:ネフィリム素材、戦闘による盤面崩壊やワンキル対策

 G:継承で持ってこれる使いやすい誘発ということで採用

 ハイドランダー:盤面破壊、高打点、墓地肥やしが出来る

 《エクストラ》

 リンクリ、ハリ:オルフェ展開へのアクセス

 ガラテア:クリマクスへのアクセス

 ロンギ:効果破壊耐性持ちなのでカーネルの対象として何度も使える

 マリス妖魔:墓地肥やしつつ展開補助、シャドール落とせる

 アナコンダ:影依融合へのアクセス

 リイブ:ギルスからクローラー、傀儡へのアクセス

 ガイアセイバー:地機械なためカーネルのトリガーになる

 ヴァレソ:アルファル等の完全耐性持ちへの解答

 スカルデット:あいさつ代わり、手札交換

 ライザー:墓地肥やし

 ミドラーシュ:前半のスピードコントロール、展開妨害

 アプカローネ:制圧盤面の突破

 ネフィリム特殊召喚モンスターの対象に取らない効果破壊、素材が優秀

 シェキナーガ:カーネル+ヘッジホッグで出すと妨害とカーネルの準備が出来る

 《魔法》

 シャンバラ:導師へのアクセスによって継承まで繋げる

 調律:ハリへのアクセス、ワンチャン墓地肥やし

 継ぐもの:星杯等でアクセスできる蘇生札

 おろかな埋葬:なんでも出来る

 手札抹殺:墓地も肥やして手札も入れ替えられる

 貪欲:リソース回収

 居合ドロー:リソース回収、墓地肥やし

 再編成:融合以外でのカーネル準備

 《罠》

 継承:デッキ内の属性が地、闇で偏っているためサーチできる札が多い

 決戦:導師の回転

 クリマクス:激強カウンター、ハイドのサーチ

 影光の聖選士:墓地効果でフリチェリバース

 傀儡:リイブからセット出来るフリチェリバース

 交心:ギルスで落とせる、墓地効果でクローラーにアクセス

 迷い風:ランダム墓地肥やしで落ちても再利用できる、どのデッキにも腐りにくい

 巨神封じの矢:同上

 超臨界:カーネルのリクル、墓地効果でリソース回復

 

本当にざっくりと書かせていただきましたが、こんな感じです。

 基本的に手札でやれることをこなしていきますが、初動の多くはまずハリ等からオルフェ展開、ガラテアでクリマクスセットまで動いてターンを返しています。オルフェ展開に入れない場合はアナコンダからミドラーシュを立てる、シャンバラから導師→決戦セット→相手ターンに妖魔か継承持ってくる、等で妨害をするか展開の準備を進めます。

 墓地を肥やしながらクリマクスの墓地効果でハイドランダーにアクセスし、フリーチェーンの対象を取らない破壊で相手の盤面を崩壊させるのが主軸ですが、その準備をどれだけはやく終わらせられるか、準備を終わらせるまで相手を足止めできるかが鍵になってきます。

 デッキを回す上で大事なギミックが「影依融合」と「サブテラーの継承」であると考えており、前者は相手の盤面に依存する部分もありますがそれでも尚デメリット無しのデッキ融合は破格です。ミドラーシュやアプカローネはシャドールのテーマ内で動きが完結していますが、シェキナーガとネフィリムはこのデッキ内でなかなかに強い働きをします。

 

 ・「シェキナーガ」

  基本的には「ヘッジホッグ」+「マシンナーズ・カーネル」で出します。ヘッジホッグ効果でシャドールをサーチしシェキナーガの無効効果が打てる状態になるのは言わずもがなですが、シェキナーガが地属性機械族であるため、破壊を通して突破された場合に素材として落とした墓地のカーネルの「場の地属性機械族が破壊された場合に自身を蘇生」という効果を発動することが出来ます。カーネルはフリーチェーンで「場の機械族一体の攻撃力以下の攻撃力を持つ相手モンスターを全て破壊する」という盤面一層効果を持っているため、盤面逆転の可能性を作ることが出来ます。自身も対象に出来るため、基本的には3000以下の相手を焼き払うことが出来ます。

 ・「ネフィリム

  素材は「シラユキ」か「超電磁タートル」のどちらかです。そこまで詳しく解説することもありませんが、どちらも相手の盤面突破を阻害することのできるカードなので、こちらの盤面を保持したままターンを返してもらいやすくなります。1ターンでぶんぶん回すタイプのデッキではないので、この時間稼ぎが勝ちに繋がります。

 

次に「サブテラーの継承」についてですが、このデッキの多くのカードは地属性か闇属性であり、レベルが高めのリバースモンスターが多いため、滅多に腐ることはありません。また、導師からサーチできるという点も非常に評価が高いです。

 

 ・地属性

  地属性にはレベル11の「サブテラーマリス・エルガウスト」がいるため、このカードを墓地に送るとデッキ内の地属性モンスターは全てサーチが可能です。エルガウスト以外にもクローラー等がいるため、基本的に地属性のサーチには困りません。相手ターンに導師でサブテラーマリスを持ってきてそのまま継承で切り、増殖するGなんか持ってきてもお得感がありますね。

 ・闇属性

  地属性に比べるとサーチの幅は狭まってしまいますが、それでもレベル6リバースの「ティンダングル・イントルーダー」やレベル5リバースの「ティンダングル・ドールス」、「シャドール・ビースト」がいるためオルフェゴール等のサーチがしやすいです。また、継承は効果で墓地に送るためそのままシャドールの効果を使えるのも良い点です。単純に手札や場の星遺物モンスターやオルフェを墓地に落とせても強いので、場に残り続けるほどに強いカードとなります。

 

また、オルフェゴールのカードで唯一星遺物に触ることが出来る「宵星の騎士ギルス」を絡めた場合のエクスクローラー展開についても記述しておきます。Twitterで見かけた有名なコンボなので、知っている方も多いかと思います。

 

 ・エクスクローラーアクセスまで

  ギルスNS→効果で「星遺物の交心」を墓地へ→トークンを出す等して「星鍵士リイブ」をSS→リイブ効果で「星遺物の傀儡」をセット→交心墓地効果でデッキから「機怪神エクスクローラー」をリイブのリンク先に特殊召喚→相手ターンに傀儡でエクスクローラーをリバースし効果で相手だけスキドレ

という動きをギルス始動でこなすことが出来ます。ディヴェルでギルスをリクルートするとそのターンにリイブは出せませんが交心を落として次のターンに備えることは出来るので、基本的にギルスは星遺物カードを落とすために使うことが多いです。

 

 

カードの効果を覚えることは当然必要ですが、どのカードがどのカードに繋がるのかさえなんとなく覚えていればコンボらしいコンボはそこまで多くないデッキなので、簡単に扱えるデッキなのではないでしょうか。ハイドランダーを搭載するという構築の関係上ピン積みのモンスターだらけなので、様々なカードを扱えて楽しいというのがこのデッキの最大の利点だと思います。拙い文章ではありますが、ここまで目を通していただけたならとても嬉しいです。ありがとうございました!